1923 文字
10 分
【新500円硬貨】21年ぶりに変わった500円玉に隠された「仕掛け」と、早くも出回った都市伝説【紙幣・硬貨】
読者に人気のアイテムPRAmazon

財布の中の見慣れない500円玉#

2021年11月1日、新しい500円硬貨の流通が始まりました。前回の変更は2000年。21年ぶりの新顔です。

2021年発行の新500円硬貨

2021年に発行された新しい500円硬貨。縁が2色に分かれ、中心は3層構造。Wikimedia Commons / Syced / CC0

手に取った人の第一声はだいたい同じで、「なんか縁が金色」。真ん中が銀色、周りが金色の2色構造になっています。このブログは紙幣の都市伝説を何本も書いてきたので、硬貨も避けて通れません。まずは中身から。

新500円硬貨の仕掛け#

造幣局が公開している偽造防止技術を、見た目で分かる順に並べます。

新500円硬貨に入った偽造防止の仕掛け

  1. バイカラー・クラッド:ニッケル黄銅のリングに、白銅と銅を挟んだ3層の芯をはめ込む構造。2色に見えるのはこのため
  2. 異形斜めギザ:縁のギザギザの一部だけ形が違う。大量生産の硬貨で世界初とされる
  3. 縁の微細文字:縁に「JAPAN」「500YEN」が刻まれている。ルーペで見えるレベル
  4. 潜像:表の「500」の中に角度で見える「500」と「JAPAN」

つまり、旧500円が海外の硬貨(韓国の500ウォン)で偽造されやすかった反省から、2000年の変更でも足りなかった部分をさらに固めたのが今回です。

関連記事【フリーメイソン・イルミナティ】日本の紙幣「1000円札」に隠された都市伝説【ユダヤ人・プロビデンスの目】【フリーメイソン・イルミナティ】日本の紙幣「1000円札」に隠された都市伝説【ユダヤ人・プロビデンスの目】今回は日本紙幣の「1000円札」に隠された都市伝説をご紹介していこうと思います。 こちらは昭和40(1965)年1月4日に発行が終了しました。 こちらは、表面の肖像が聖徳太子になっています。 寸法は76×164mmです。 こちらは昭和61(…2020-04-151353 文字7 分都市伝説イルミナティ / タブー / フリーメイソン / プロビデンスの目 / ユダヤ / ロスチャイルド / 噂 / 紙幣・硬貨 / 陰謀論

早くも出回った噂#

「自販機で使えないのは意図的」#

これは噂というより事実の半分です。新硬貨は磁気の特性が旧硬貨と違うため、対応していない自販機や券売機では受け付けません。発行直後は使えない機械の方が多く、「新しい硬貨を作ったのに使えないのはおかしい」「キャッシュレスに誘導するためだ」という声が出ました。

実際は機械側の更新に時間がかかっているだけで、2000年の変更のときも同じことが起きています。ただ「現金を不便にして電子マネーに寄せている」という見方は、この後のマイナンバーやデジタル通貨の話でも必ず出てくるので、覚えておいて損はありません。

「500 は悪魔の数字の変形」#

このブログの読者ならお察しの通り、数字ネタです。5+0+0=5、硬貨の直径 26.5mm、重さ 7.1g……と数字を並べて何かに結びつける投稿がいくつかありました。13 や 666 の記事で書いた通り、数字は足せば何にでもなります

関連記事【都市伝説解説】陰謀論に隠されている「13」「666」「18」が悪魔の数字と呼ばれる由来まとめ【フリーメイソン/イルミナティ】【都市伝説解説】陰謀論に隠されている「13」「666」「18」が悪魔の数字と呼ばれる由来まとめ【フリーメイソン/イルミナティ】皆さんは「悪魔の数字」というものをご存知でしょうか? 悪魔の数字とは、主にキリスト教人が不吉な数字として呼ぶものであり、一般的には13や18、666などが悪魔の数字と言われています。 日本では4(死)や9(苦)などが不吉な数字として有名で、…2019-01-014547 文字23 分都市伝説イルミナティ / フリーメイソン / ユダヤ / ロスチャイルド / ロックフェラー / 噂 / 悪魔の数字 / 陰謀論

「裏面の桐は皇室、竹と橘は……」#

500円玉の裏面には桐、側面のデザインには竹と橘が使われています。桐は皇室ゆかりの紋であり政府の紋章でもあるので、「日本の硬貨は皇室と政府の支配の象徴」という定番の読み解きが今回も出ました。これは新硬貨で変わった部分ではなく、旧硬貨からの引き継ぎです。

新500円硬貨の裏面

新500円硬貨の裏面。桐、竹、橘の意匠は旧500円硬貨から引き継いだもの。Wikimedia Commons / Heavy Frisker / CC BY-SA 4.0

ついでに:次は紙幣#

硬貨の次は紙幣で、2024年度には1万円札が渋沢栄一、5千円札が津田梅子、千円札が北里柴三郎に変わる予定になっています。紙幣の顔が変わるとき、このブログ的にはやることが決まっています。透かし、ホログラム、肖像の向き、数字の並び。新しい紙幣が出たら、また同じ目で見ることになるでしょう。

おわりに#

新500円玉は「偽造対策の塊」で、都市伝説の材料としてはやや弱めです。それでも発行から数日で「使えない」「数字」「皇室」の3本が揃うあたり、硬貨は硬貨で人気があるのだなと思いました。財布に入ってきたら、縁のギザを一度見てみてください。一部だけ形が違うのが、肉眼でもわかります。

こんな記事も