【都市伝説解説】陰謀論に隠されている「13」「666」「18」が悪魔の数字と呼ばれる由来まとめ【フリーメイソン/イルミナティ】

都市伝説

悪魔の数字

不吉な数字

皆さんは「悪魔の数字」というものをご存知でしょうか?

悪魔の数字とは、主にキリスト教人が不吉な数字として呼ぶものであり、一般的には13や18、666などが悪魔の数字と言われています。

日本では4(死)や9(苦)などが不吉な数字として有名で、実際ホテルやマンションの部屋番号に使わないようにされていたりしますね。

イルミナティカードに従って世界中に散らばらせている説

後述で説明しますが、6,13,18という数字は直接的ではなく間接的に世界中のあらゆる場所や出来事に隠されています。

これは、イルミナティカードのFnord!が表すように、無自覚的洗脳を行うためだという噂もあります。

13(忌み数)

由来

13と言う数字は、キリスト教を中心に西洋において最も忌避される忌み数とされています。

なぜ、そのような扱いをされるようになったのでしょうか。

由来には大きく分けて以下の3つの説があります。

未知数説

古代の人間が自分の身体を使って数を数えた際に、手指の「10」と両足の「2」で、合わせて「12」までしか数えることが出来ないため、それを上回る「13」という数字は「不可能(未知数)な数」として本能的に恐れた、という説です。

非調和な数説

12は60の約数の一つです。
古代においては、暦の必要性から時間や方位に六十進法が用いられたため、12か月や12方位、12時間など様々な事象にて「12」という数字が利用されていました。

そして、その12の隣にある13という素数は調和を乱す数字として不吉な数字と考えられた説です。

宗教的要因説

北欧神話

北欧神話では、12人の神が祝宴を催していた時に、招かれざる13人目の客としてロキが乱入し、このロキがヘズをたぶらかしてバルドルを殺害させており、後に起こるラグナロク勃発の起因となりました。


北欧神話(ほくおうしんわ、アイスランド語:Norræn goðafræði、ノルウェー語:Norrøn mytologi、スウェーデン語:Nordisk mytologi、デンマーク語:Nordisk mytologi)は、キリスト教化される前のノース人の信仰に基づく神話。スカンディナビア神話とも呼ばれている。ゲルマン神話の一種で、ノルウェー、スウェーデン、デンマーク、アイスランドおよびフェロー諸島に伝わっていたものの総称。普通、フィンランド神話とは別系統のものとされる[1]。
北欧神話 – Wikipedia

キリスト教神話

北欧神話の話を元に生まれたとされるキリスト教神話では、サタンを13番目の天使であるとする設定があります。
このことから、英語では13のことを「悪魔のダース」(devil’s dozen)とも呼びます。

キリスト神話説(英語:Christ myth theory キリスト神話・イエス神話・キリスト非実在説とも)とは、イエス・キリストは、歴史上の人物としては実在せず、最初期キリスト教におけるイエスは後世になって実際のできごとと結びつけられた神話的な存在であるとする議論である。
キリスト神話説 – Wikipedia

最後の晩餐

最後の晩餐でイエス・キリストと12使徒がテーブルに座り、最後の13番目に座ったのが「裏切り者」のイスカリオテのユダだったという伝説から来ています。


『’最後の晩餐』(さいごのばんさん、英: The Last Supper伊: L’Ultima Cena)は、レオナルド・ダ・ヴィンチが、彼のパトロンであったルドヴィーコ・スフォルツァ公の要望で描いた絵画である。キリスト教の聖書に登場するイエス・キリストの最後の晩餐の情景を描いている。ヨハネによる福音書13章21節より、12弟子の中の一人が私を裏切る、とキリストが予言した時の情景である。
最後の晩餐 (レオナルド) – Wikipedia

世界に散らばる「13」

世の中に広まっている13と言う数字については以下の記事についてまとめましたので、興味があればご覧ください。

世間への浸透性

このように諸説ありますが、13が不吉な数字として世間に広まったのは、13日の金曜日というホラー映画が大ヒットしたことが一つの要因とも言えるでしょう。


『13日の金曜日』(13にちのきんようび、英語: FRIDAY THE 13TH )は、1980年に公開されたアメリカ合衆国のホラー映画(スプラッター映画)であり、第1作は最も人気のあるホラー映画の一つとなり、2001年までにシリーズ10作品が作られた。
13日の金曜日 (映画) – Wikipedia

ちなみに、なぜこの13という数字に加え金曜日がついたのかというと以下のような諸説があります。

  • アダムとイヴが「禁断の果実」を食べて追放されたのが金曜日
  • ノアが箱船で助かった大洪水が起こったのが金曜日
  • バベルの塔が破壊されたのが金曜日
  • ソロモン王の寺院が破壊されたのが金曜日
  • イエス・キリストが十字架に架けられたのが金曜日
  • 金曜日(Friday)の由来と言われている北欧神話の神フリッグ(Frigg)の悪事

666(獣の数字)

由来

獣の数字とは、『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記述されている数字の事です。
ここでいう獣とはアンチ・キリストを表しています。

「また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させた。そこで、この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようになった。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字である。ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。数字は人間を指している。そして、数字は六百六十六である。」(新共同訳聖書 ヨハネの黙示録13章16-18節)
獣の数字 – Wikipedia

なぜ、666がアンチキリストを表す獣の数字と呼ばれるようになったかは諸説あります。

皇帝ネロ説

これは、かつてのローマ皇帝であったネロを表している、という説です。

皇帝ネロ(Nero Caesar)のギリシア語表記(Νέρων Καίσαρ, Nerōn Kaisar)をヘブライ文字に置き換え(נרון קסר, Nrwn Ksr)、これをゲマトリア方式にて数値に起こし、その数の合計数が「666」になるという事から唱えられています。

自由主義神学の高等批評による聖書学では、ローマ皇帝ネロを指すという説が最も支持を得ている。即ち、皇帝ネロ(Nero Caesar)のギリシア語表記(Νέρων Καίσαρ, Nerōn Kaisar)をヘブライ文字に置き換え(נרון קסר, Nrwn Ksr)、これを数値化し(ゲマトリア)、その和が「666」になるというもの。ヘブライ文字はギリシア文字のように、それぞれの文字が数値を持っており、これによって数記が可能である。この説は、直前の皇帝崇拝らしき記述とも、意味的に整合する(一説によれば、貨幣経済の比喩ともいわれる)。写本によっては、獣の数字は「666」でなく、「616」と記されているものもある(詳細は後述)。この場合は、ギリシア語風の「ネロン」ではなく、本来のラテン語発音の「ネロ」(נרו קסר Nrw Ksr)と発音を正したものと解釈できる。
獣の数字 – Wikipedia

ローマ教皇説

これは、ローマ教皇(ローマ司教)を表している、という説です。

しかし、この説は以下の理由から信憑性が足りずに支持をされていないとの事なので、現時点では可能性は薄いでしょう。

この数はローマ教皇(=ローマ司教)を指すとする説が、かつてプロテスタント間で反カトリック教会のプロパガンダとして流布したこともある。それによれば、「666」とはラテン語で「神の子の代理」を意味する”Vicarius Filii Dei”の、ローマ数字部分を足し合わせたものと一致する、という(V=5、C=100、I=1、L=50、D=500)。しかし、Vicarius Filii Dei がローマ司教の肩書として歴史的に使われたことはなく、加えて、ヨハネ黙示録の思想からも、また西暦100年前後の時代状況とも不適合なことから、今日ではプロテスタント系の学者からも、全く支持を得ていない。ごく一部のプロテスタント教会(セブンスデー・アドベンチスト教会など)では、未だに主張されているとのことである。
獣の数字 – Wikipedia

ニーコン総主教

これは、破壊神シヴァルシファーなどのや反キリスト勢力を表しているという説です。

また、1666年に反キリスト勢力が出現した年とも唱えており、その勢力の中心人物である総主教ニコン、皇帝アレクセイ、典礼校訂者アルセニウスそれぞれを表す数字を足した合計が666という事もあり、悪魔の数字の由来と言われています。

「666」は反キリスト(シヴァ=3つの目を現す為[要出典])を指すものとして捉えられてきたが、ロシア正教では1654年に総主教ニーコンによって行われた典礼改革に反発して破門された正教古儀式派(主流派正教会には「ラスコーリニキ(分離派の意)」と蔑称される)が1666年を反キリスト出現の年と解釈する動きが生じた。その根拠として、総主教ニコン(198)、彼を総主教に抜擢した皇帝アレクセイ(104)、ニコン配下のギリシャ人典礼校訂者アルセニウス(364)の3つの数字の和が「666」で獣の数字と一致する、という説が唱えられた。ちなみに古儀式派が破門されたのも高位聖職者会議の開かれた1666年から1667年の事である。
獣の数字 – Wikipedia

エホバの証人

これはエホバの証人が「6は7が象徴する完全さに達しない事を表すとし、さらに6が3回繰り返される事は凶兆を表す」とし、「神の完全さの基準に達しない、この世の巨大な政治体制」の事全体を指しているとの事です。

ちなみに、エホバの証人とは、キリスト教系の新宗教の事を指します。
この宗教はキリストを崇めていながら、キリスト教が重要視している基本信条を否定しているため、主流派から異端とされているとの事です。

エホバの証人は、6は7が象徴する完全さに達しない事を表すとし、さらに6が3回繰り返される事は凶兆を表すとし、獣は人間の諸政府を表すと捉える事から、この数字は「神の完全さの基準に達しない、この世の巨大な政治体制」[1]を指すと解釈している。
獣の数字 – Wikipedia

創世記

これは、創世記に記述されている「6日目に獣と人間を創り、人間がその獣を従わせた」という一文から獣(6)を人間(6)が従わせた事から同じカテゴリ(6)である事を表して666という数字を組み立てたと言われています。

ちなみに創世記とは、古代ヘブライ語によって記された、ユダヤ教、キリスト教の聖典の事を指し、イスラム教の啓典である聖書(旧約聖書)の最初の書であり、正典の一つです。。写本が現存しており、モーセが著述したとされている。いわゆるモーセ五書は、ユダヤ教においてはトーラーと呼ばれています。

創世記と関連させると、神の創造の6日目に獣が創造され、人も同じ6日目に創造され獣を支配していることから、支配される獣と同カテゴリとしての人間を指し、この数字によって達成させられる相対的に大きな数字が「666」になる。
創世記 – Wikipedia

世界に散らばる「666」

世の中に広まっている666と言う数字については以下の記事についてまとめましたので、興味があればご覧ください。

世間への浸透性

666という数字が悪魔の数字として世間へ一般的に広まったのは映画の「オーメン」の影響が一番でかいと言って良いでしょう。


『オーメン』(The Omen)は、1976年に製作されたアメリカ合衆国の映画作品。6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語。
オーメン – Wikipedia

こちらの映画は、獣の数字を表す666をふんだんに作中に散りばめています。

悪魔の子であるダミアンの誕生日が6月6日6時だったり、髪の毛を剃ると666と言う数字が浮かび上がったりします。

この映画は世界的に大ヒットをしたため、13と同様に悪魔の数字として広まったと言えるでしょう。

18

由来

18が悪魔の数字と明言しているものはありませんが、これは獣の数字である666を足した事で出てくる数字のため、これも悪魔の数字と呼ばれています。
個人的には666をそのまま使うとあからさまなサタニズムなので、隠語のような意味合いで使うものかと思っています。

フリーメイソンやイルミナティは、この18と言う数字を好んでよく使っており、世界中の様々な場所にて使用しています。

世界に散らばる「18」

世の中に広まっている18と言う数字については以下の記事についてまとめましたので、興味があればご覧ください。

世間への浸透性

18と言う数字が悪魔の数字として広まったとは、数ある陰謀論の中に頻繁に出てくる事から浸透したと言えるでしょう。

日本で有名なところでいうと、日本に存在する1円、5円、10円、50円、100円、500円をすべて足すと666円となり、6+6+6=18となります。

また、日本に存在する紙幣の1000円、5000円、10000円を足すと16000円ですが、直近で新たに発行された2000円を足すと18000円となり、ここにも18と言う数字が隠れています。
唐突な2000円の発行と流通具合を考えるに調整するためのみに発行されたとも考えることは出来ますね。(もちろん日銀にはイルミナティ・フリーメイソンのコアメンバーのロスチャイルドの息がかかっています)

陰謀論にも悪魔の数字は登場する

このように悪魔の数字と呼ばれる由来は様々ですが、陰謀論に登場する団体や一族はこの数字を好んで使用しているため必ずと言っていいほど登場する数字となっています。

悪魔の数字が利用されている事例については後日まとめますので楽しみにして頂ければなと思います。