今年も来ました
イギリスの経済誌「エコノミスト」は、毎年11月に翌年を予測する特集号を出します。以前は「The World in 20XX」、今は**「The World Ahead」**という名前です。
この表紙は、都市伝説の世界では「エリートによる翌年の予告」として毎年読まれます。理由はこのブログで以前書いた通り、同誌の大株主にロスチャイルド家が名を連ねていることと、表紙が毎年やたらと象徴的だからです。
2023年版の表紙が11月中旬に公開されたので、まず「何が描かれているか」を並べます。
表紙に描かれているもの
「The World Ahead 2023」の表紙。黒地に白黒の写真、差し色は赤だけ。The Economist - The World Ahead

背景は黒。六角形の格子が敷かれ、ところどころのマスが赤く塗られています。その上に白黒の写真が散らばり、赤だけが差し色になっています。
6人の顔
- 習近平(左、いちばん大きい)
- プーチン(中央)
- バイデン(左下、背後に風車)
- ゼレンスキー(右下)
- 蔡英文(上、台湾総統)
- メローニ(右、10月に就任したイタリアの首相)
兵器:ロケット砲(ウクライナに供与されているものに似ている)、ドローン、軍事衛星
エネルギー:風力発電の風車、液化天然ガスの運搬船
科学:ロボットアーム、赤く塗られた分子模型、細胞のようなもの
去年の2022年版と比べると、顔の数が減って、モノが増えています。
どう読まれているか
中央のプーチン
去年の表紙ではプーチンは端の方にいました。今年は中央です。2月に始まった戦争が、翌年の世界の中心にある、という素直な意味でしょう。ただ、「顔が半分影になっている」「視線が下を向いている」ことから、「来年プーチンに何かが起きる」と読む人が出ています。
習近平と蔡英文の配置
習近平は左に大きく、台湾の蔡英文は上に小さく。二人の間にはロボットアームとドローンが置かれています。「台湾有事の予告」という読みが今年いちばん多いものです。ただ、これは表紙を見なくても皆が心配していることです。
赤い分子と細胞
赤い分子模型が、ゼレンスキーの隣にあります。「生物兵器」「新しいウイルス」と読む人が多い。細胞のようなものはメローニの隣です。エコノミスト側の説明では、来年の科学記事(新薬や遺伝子治療)を表しているとのことですが、赤く塗られている以上、この読み方は避けられません。
風車とガス運搬船
バイデンの背後に風車、いちばん下に液化天然ガスの船。ヨーロッパのエネルギー危機と、アメリカからのガス輸出。これは予言というより、そのまま今年の話です。
六角形の格子と赤いマス
これが今年いちばん都市伝説向きです。「盤面」に見えるので、「チェス盤の上で駒を動かしている」=「エリートが世界を操っている」という定番の読みに直結します。赤いマスの数を数えて、13や33を探す人も既にいます。
個人的な読み
エコノミストの表紙は、「その年に誰もが心配していること」を全部並べた絵です。戦争、台湾、エネルギー、感染症。並べれば何かは当たります。予言が当たるのではなく、心配事のうちいくつかは現実になる、というだけです。
ただ、去年の表紙にあった「注射器」と「ワクチン」が今年はほぼ消えて、代わりに兵器が増えた。エリートの予告というより、世界の関心がどこに移ったかの記録として見ると、この表紙は正直な資料です。
おわりに
来年の今ごろ、この記事を読み返して「どれが当たったか」を確認するのが、このシリーズの楽しみ方です。2019年版の記事を書いたときと同じように、2023年版も1年後に答え合わせをするつもりです。
黒い盤面の上で、来年は何が動くのか。








